6月からスタートしたAbemaTVヨコノリchでのサーフィン大会生放送。
伊豆下田、愛知田原、茨城大洗、湘南藤沢、千葉鴨川と案件をこなして思うのは、

ネット番組の自由さが新たなファンを生み出している。

ということ。
何もかも事前に決めていくテレビとは違い、現場に入ってからもより良くするためにいろいろな工夫を盛り込むことが出来るAbemaTVの未知数な期待感はもの凄い。
しかし、それは言い換えると「一気につまらない放送になってしまう」可能性にも満ちている。常に全力投球が必要であり、その為の事前準備や番組スタッフのチームワークが何よりも大切。


ギリギリでめんどくさいことをやればやるほど視聴者は喜び、スタッフが楽をすれば番組はつまらなくなる。

それが10秒後にコメントとなって帰ってくる。全く気を抜く暇のないストレートでの殴り合いな世界。それがAbemaTVだ。

自然に合わせて開催されるサーフィン大会は、スケジュールもあってないようなもの。

「10分後から2時間ウェイティングです。」
「場所が変更になります。」
「このヒートで今日は終わりです。」

変更は急にやって来る。
放送がスタートしたあとでの場所の移動すらある案件なのだ。
そして晴れては暑く、雨と風もつきまとう。

それらすべてを視野に入れながら、その中でも頭を働かせ制作分野でより良いものを求める。
求められた選手から求められた言葉を送り出していく。
同時に機材保守やスタッフへの的確な指示も必要。

そんな時間が6:30の放送開始から17:00まで続く。しかも3日間。

しかしサーフィン大会の案件は最高に面白い。
自分がサーフィン好きという理由もあるが、それ以上に視聴者が待っていて、いい画がいいタイミングでつながり、MCのトークが噛み合った時にはドーンとコメントが入り、ぎくしゃくした画が繋がったりミスがあるとコメントは一気に落ちる。

そうしたコメントの波は先日の鴨川最終日で2,600を上回った。
自分たち番組スタッフの成長のヒントがこの数千のコメントに詰まっている。

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しかしただコメントにあわせているのでは何も挑戦はない。
このヨコノリchのコンセプトは「常に新しい挑戦を」だ。

そのルールに従い、カメラはデジからCCU付きENGに、2tトラックから中継車へと変化を続けてきた。

そして今回の鴨川では兼ねてより導入したかったCGテロップを採用した。
残り時間の表示に、順位変動時のアニメーション。そして世界初となる順位変動グラフ。
何気なく分かりやすい。スマートフォンでの視聴が8割を超えるこのメディアでは画面内の情報がとても重要なのだ。
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確かにTriCasterや3Play、可能な限り導入している中継車はこれらのベースを支える大事な要素。
しかしそれら素晴らしい機材を活かすも殺すも制作のスキルに掛かっている。

最終日、最後の蓋画が閉まるまで。
ただただ全力で頭と身体をフル活動するのだ。

 

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