曇天にて波の透明感を描写する

昨日は久しぶりに千葉最南端の平沙浦で泳いできました。

天候は曇天でしたが、太陽が雲に隠れると水の色は透明に変わります。番組などの撮影では晴れたほうが絶対にいいのですが、こうして波だけを描写するなら曇天もいい環境です。太陽が出ていれば輝く光の描写を、隠れていれば波の透明感を表現するのが好きです。

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波は一瞬たりとも止まらず、同じものは2つとしてない波は、どれだけ見ていても引き込まれることはあっても飽きる事はありません。沖から来る波のサイズや水量、体に感じる引き潮、深さなどでその波の形やブレイクポイントを予測し泳ぎ、本能の感じるままに位置を変えタイミングを合わせます。使用したカメラはGoPro3+ Black Edition、液晶もファインダーもありません。動き続ける波に合わせ自分も動き、アングル含めてその目の前の「自然」に合わせて行くのは、言葉では上手く説明出来ない感覚的なもの。

仕事用のツールとしては液晶はあったほうがいいでしょう。液晶を見ながら演者さんや対象物を確実に押さえることができますし、すぐに確認しもうワンテイクをお願いする事もできます。しかし、フリーの撮影で入るには僕は何も無いGoProがとても好きです。ファインダーが無いから撮れる映像があるって思っています。自分の感覚を信じてしか撮れない映像や写真。この日常の積み重ねがあって、仕事としての1カットがある。いつもそう感じます。

そして便利になりすぎている昨今、この不便なカメラでの撮影後、海から上がってPCでチェックするまでのワクワクは、かつてフィルムカメラの現像をワクワクしていた当時のままです。ワクワクがあるということは、その裏にはどうにも後戻り出来ない後悔と反省もあるということ。でもこの環境が意識と技術を支えています。

個人的に一番気に入っている写真。自分に向かい飛んでくる波のリップの形を読み通りに撮れた一枚。

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まだ水は冷たかったですが、とても楽しい一日でした。

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